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そうだ。本読もう。

読んだ本についてコツコツと。

「愛」について考えましょう 『君のいた日々』

藤野千夜さん作

『君のいた日々』

 

およそ20年連れ添った夫婦の

お互いにお互いを失ってしまった後の日々について描かれている作品。

 

どちらが先に亡くなってしまっていたとしても

1年以上経っても、

相手の気配を感じたいし

後悔も辞められない。

 

ちょっとしたことが

「もしかしたら亡くなったあの人からのメッセージなのかもしれない」

と思えてしまう二人。

 

読んでいて、しみじみ、

あぁ、こんなに愛されたら幸せだろうな

こんなに愛せたら幸せだろうな と感じてしまった。

 

私が、今、もしも、彼を失ったら

こんな風にしみじみとじっくりと

その不在を切なく感じることが出来るんだろうか。

私がいなくなったとしたら

感じてもらえるのだろうか…

 

何十年か先だと信じたい、そんな時…

この小説の二人のように想い合える関係になっていたい。