そうだ。本読もう。

読んだ本についてコツコツと。

これはムズキュン?『レモンタルト』

長野まゆみ

『レモンタルト』

 

お姉さんが亡くなった後

お姉さんの旦那さんだった

義理のお兄さんと2世帯住宅で暮らす若者の話。

 

ベースは若者が従事している

少々不思議な会社の裏仕事的なモノを進めるにあたり

巻き起こる出来事についての色々。

 

その巻き起こった出来事に対して

いちいち義兄さんが挟み込む

ゲスい予想が面白い。

 

でも義兄さん&そのお母様が

実は重要人物で、

アレともコレとも関係が繋がっている感じがビックリ。

 

もどかしい恋心が…

実は義兄さんも少なからず想ってるんじゃ…

と想わせつつも

はっきりはさせないところが憎い。

(この後2人はいちゃこらしたに違いない!と思っておくことにする)

 

男女じゃないけど「逃げ恥」的な

「もー行っちゃえよー。」という感じのムズっと感がなくもないかも?

 

 

 

Amazonさんに書いてある本の内容説明

「姉は若くして逝った。弟の私は、姉の夫だった義兄と、遺された一軒家でふたり暮らしをしている。会社では無理難題を持ちかける役員のもとで秘密の業務にあたり、私生活でも奇妙な事件ばかり。日増しに募る義兄への思いと、亡き姉への思慕。もどかしい恋の行方と日常にひそむ不思議を、軽やかに紡ぐ連作集。」

 

あれ?その恋心、読む前の人に明かしていいのか…?

そこをモヤっとさせるからいいのではないのか…

 

小説の紹介って難しい。

 

そして、なんだか「亡くなる」もしくは「亡くなった」話ばかり読んでいる気がする…

 

 

 

 

 

「愛」について考えましょう 『君のいた日々』

藤野千夜さん作

『君のいた日々』

 

およそ20年連れ添った夫婦の

お互いにお互いを失ってしまった後の日々について描かれている作品。

 

どちらが先に亡くなってしまっていたとしても

1年以上経っても、

相手の気配を感じたいし

後悔も辞められない。

 

ちょっとしたことが

「もしかしたら亡くなったあの人からのメッセージなのかもしれない」

と思えてしまう二人。

 

読んでいて、しみじみ、

あぁ、こんなに愛されたら幸せだろうな

こんなに愛せたら幸せだろうな と感じてしまった。

 

私が、今、もしも、彼を失ったら

こんな風にしみじみとじっくりと

その不在を切なく感じることが出来るんだろうか。

私がいなくなったとしたら

感じてもらえるのだろうか…

 

何十年か先だと信じたい、そんな時…

この小説の二人のように想い合える関係になっていたい。

 

 

 

 

 

ほっこりしたい時にオススメ!『東京バンドワゴン』

小路幸也さん作

東京バンドワゴン

 

なんか聞いたことあるタイトルだなぁ…と思ったら

ドラマ化されてました。

(観てなかった…)

 

www.ntv.co.jp

 

主演:亀梨和也さん

 

読み終わった今、

観ておけばよかったかも?と思っています。

 

我南人さん=玉置浩二さんというのは超ハマってる… 

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東京バンドワゴン』は

バンドマンのお話ではなく

昔ながらの古本屋さんを営む一家と

そのご近所さんのお話。

 

2年前に他界してしまったというおばあちゃんの視点で語られています。

 

おばあちゃんの語りの雰囲気が

家族への愛と信頼にあふれていて

登場人物もみんなそれぞれの立ち位置から

家族を大切にしていて

ドタバタといろんなことが起きながらも

素敵な家族だなぁ と思えるお話。

 

愛人さんの子供がいたり

シングルマザーがいたり

家族構成そのものとしては

もっとギクシャクしててもおかしくないのでは?

と思ってしまうような構成だけれど

それを飲み込んでしまえる器の大きな家族。

 

シリーズで複数冊出版されているけれど

全部読破したいなと思える1冊でした。